「あ…亜美が何?」
「亜美ちゃんが美沙ちゃんに会いたいって言ってるの、今センターに入っていて自由に連絡はとれないし外出もできないでしょう?今回は事が事だから、特別に面会を許されたんだけど美沙ちゃんはどうかな?会いたくなかったら無理にとは言わないんだけど」
「行く。会いに行く。いつ?何時に?」
「そうね。手続きや他に連絡しないといけないところもあるから詳しくは後からまた連絡してもいいかしら?」
「うん…」
「それじゃあ、後から連絡するわね」

プツンと電話が切れる音がして私は深い深いため息をついた

やっと…やっと亜美に会えるんだ…

嬉しい。だけど、一体どんな顔をして、どんな言葉をかければいいんだろう…
亜美は私を恨んでるかな…
助けられなかった私を…

罪悪感で胸のなかがいっぱいになった…