警官が戻って来たとき、年配の警官も一緒だった
パトカーの中に乗るように言われて
おとなしく指示に従う
「なんで小山さんは、ここにいるのかな?」
さっきの警官とは違う、穏やかな声で年配の警官は話はじめた。
「亜美に電話で呼ばれて…でも途中で電話切れちゃって心配で…」
「なるほど。何があったかは知らないのかな?」
「うん…」
「小山さんに詳しくはまだ言えないんだけど、今はまだ山崎さんに会わないほうがいい。今日は遅いから帰りなさい。事態が落ち着いたら会えるから。」
そう言われた瞬間、私の不安と恐怖をつめこんだ何かがはじけた―
パトカーの中に乗るように言われて
おとなしく指示に従う
「なんで小山さんは、ここにいるのかな?」
さっきの警官とは違う、穏やかな声で年配の警官は話はじめた。
「亜美に電話で呼ばれて…でも途中で電話切れちゃって心配で…」
「なるほど。何があったかは知らないのかな?」
「うん…」
「小山さんに詳しくはまだ言えないんだけど、今はまだ山崎さんに会わないほうがいい。今日は遅いから帰りなさい。事態が落ち着いたら会えるから。」
そう言われた瞬間、私の不安と恐怖をつめこんだ何かがはじけた―


![[実話]16歳〜私の生きた道〜](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/365-124.png)
