３日後、少し体調がよくなったから、学校に行った。一番最初に顔を出したのは特別教室。

亜美と千秋がいるなら、顔を見て話して、そのまま帰るつもりだった。

教室のドアを開けると一番に目に入ったのは、千秋の席にある花だった。

「先生ー？千秋は？」
「千秋ちゃんは…一昨日バイクの事故で亡くなったの…」

頭の中が真っ白になった。最期にメールした日。
あの後事故にあったなんて…。

事実を信じれなくて信じたくなくて、教室を飛び出して、私は職員室へ駆け込んだ。
千秋の担任に事故のことを尋ねると、俯いたままだった。
他の教師が私を見て、口々に言ったのは

「自業自得だ」
「問題児だから仕方ない」
「何度も注意したのに聞かないから…」


言葉が吐き出されるたびに、怒りと憎しみがフツフツとわいてくる。