買い物を終わらせて、新しい亜美の家族のハムスターも一緒に、亜美をおばあちゃんがいるアパートへと送る。
家も用意すれば、どうにかなったけど、一番は家族のもとにいるのがいいだろうと2人で話して決めた。
タクシーの中で、亜美がぽつりとつぶやいた。
「美沙に出会えて本当によかった」
「またまた~大げさなこと言って」
「だって、もしも美沙に出会えてなかったら、私今ここにいないかもしれないんだよ?」
それは…。それは私だって同じだよ。
亜美に出会えなかったら、もっとひどい生活をしていたのは、目に見えてる。
「親友だし。そんなこというの無し~大事な人守りたいのは当たり前だし。謝ったり、お礼言ったりするの禁止ね」
「うん」
「あ、でも気にするなって言葉は言ってもいいよ。私が言いたいだけなんだけど」
「うん」
「なんかあったら、すぐに連絡するんだよ?亜美はひとりじゃないんだから」
もう誰にも、亜美は泣かせない。傷つけさせない。
家も用意すれば、どうにかなったけど、一番は家族のもとにいるのがいいだろうと2人で話して決めた。
タクシーの中で、亜美がぽつりとつぶやいた。
「美沙に出会えて本当によかった」
「またまた~大げさなこと言って」
「だって、もしも美沙に出会えてなかったら、私今ここにいないかもしれないんだよ?」
それは…。それは私だって同じだよ。
亜美に出会えなかったら、もっとひどい生活をしていたのは、目に見えてる。
「親友だし。そんなこというの無し~大事な人守りたいのは当たり前だし。謝ったり、お礼言ったりするの禁止ね」
「うん」
「あ、でも気にするなって言葉は言ってもいいよ。私が言いたいだけなんだけど」
「うん」
「なんかあったら、すぐに連絡するんだよ?亜美はひとりじゃないんだから」
もう誰にも、亜美は泣かせない。傷つけさせない。


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