地元の空港から出てきた亜美は、私が最後に見た姿とは別人のようだった。
手足はガリガリで、顔はこけてしまって。
どんなに辛い生活をしていたんだろう。

久しぶりの再会は、幸せな再会とは言えなかったけど。
それでも、亜美がこうしてもどってくれたことがうれしくてたまらなかった。

お互いに駆け寄って、強く抱きしめあう。
他の人が見たら、感動的な一場面に見えるかもしれない。
2人とも泣いて、何も言わないまま強く強く抱きしめあった。

静流姉さんも、今にも泣きそうな目で見守ってくれている。
本当に戻ってきてくれてよかった。