「検査が終わるまで横になって待っててくださいね」

そう言われて、またベットに横になる。
天井がまわっているような、ぐらりぐらりとした感じ。
消毒液の嫌な臭い。キモチワルイ。
今すぐ、帰りたい…―

約1時間ほど、眠ってしまっていた。
短い時間なのに、深く眠っていたみたい。
ベット横を見ると、カウンセラーの先生がいた。

「先生なんでいるの?」
「お母さんと連絡がとれなかったから、代わりにきたの」
「大げさだなぁ。日射病かなにかじゃないの?」
「そうね…」

少し困った顔をしたカウンセラーに、疑問を抱いていると、検査結果の説明があると看護師に呼ばれた。