話すのはくだらないことばかりで、楽しくて楽しくてしかたなかった。

こんなに笑ったのは、一体いつぶりなんだろう?

ずっと続いていけたらいいな…
これが友達ってことなんだ

そう実感した。
話して話し尽くして
携帯を見ると夜中の4時をすぎてた
千秋がゴロンと大の字に寝っころがると同じように亜美も寝ころんだ。
2人とも黙って空を見上げてた。
私も寝ころんで空を見るとキラキラと輝く星が見えた。
いつもなら、ほとんど見えない星の光も、街が夜になるにつれて灯りが消えていくと、星の光は力強く輝いているように見える。

こんな場所でも星は見えるんだ…
この街で何度も夜を過ごしたのに
私は俯いて地面ばかりを見ていたんだな…

いろんな言葉が浮かんで
胸にこみあげる不思議な気持ちに
私は、いつのまにか泣いていた―