健さんの手紙をどうしようか迷った末に、家に届けることにした。
姉さんが死んでからは、はじめて会う。
それまでは、ずっと会いたくないとかいって、電話もメールも極力少なくしていたから、家に行くと健さんに伝えるときは、少し勇気が必要だった。
健さんの家に長居をしないですむように、わざと友達に送り迎えを頼んだ。
夜遅いというのに、友達は快く承諾してくれて、私を健さんの家に連れて行ってくれる。
事情もそれなりにしってる友達だから、無意味な詮索はなにもしないでいてくれた。
家の前で降ろしてもらうとき、友達から一言だけ「もし、一緒に居れるなら、今日は健さんの家に泊って、ゆっくり話しておいで」と背中を押してもらった。
姉さんが死んでからは、はじめて会う。
それまでは、ずっと会いたくないとかいって、電話もメールも極力少なくしていたから、家に行くと健さんに伝えるときは、少し勇気が必要だった。
健さんの家に長居をしないですむように、わざと友達に送り迎えを頼んだ。
夜遅いというのに、友達は快く承諾してくれて、私を健さんの家に連れて行ってくれる。
事情もそれなりにしってる友達だから、無意味な詮索はなにもしないでいてくれた。
家の前で降ろしてもらうとき、友達から一言だけ「もし、一緒に居れるなら、今日は健さんの家に泊って、ゆっくり話しておいで」と背中を押してもらった。


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