また手紙を送ると、最後の一行に書いてあって。
それから毎日郵便が届くのを待った。
手紙が届いてから4日目。
最初に届いた時の封筒より、少し厚みを感じた。

中には、私と健さんへの手紙が一枚ずつ。

その手紙で、初めてお腹の赤ちゃんを流産したことを知った。




だからあんなに、追い詰められてたのか…。





私の手紙には、健さんと関係をもって妊娠してしまったことへの謝罪。
健さんの手紙には、本気で好きだったこと、流産したとと自殺したことへの謝罪。
そして、私のことを書いてた。

この手紙を、姉さんは死ぬと決めて書いたんだろうか。
そう思うと、涙がとまらなかった。