お店のホームページに載せる写真を撮影するまえに、準備金として2万円渡された。
下着とか、洋服とか、髪とかを、きれいにしてくるためだという。
私、そんな地味な感じだったかな?

とりあえず、明日にも撮影をするというから、ルイに頼んで、一緒に準備を手伝ってもらった。

「私地味だったかな?」
「ううん。でもさ、仕事する格好ではないよね。素人まるだしってかんじ」
「そうなんだ」
「大丈夫!ツバサなら絶対綺麗だし売れるよ。自信持って!」
「ありがと。店に入るの初めてだし、なんか緊張するな」
「大丈夫、大丈夫。撮影用も私がコーディネイトしてあげるからさ」



そう言って、次から次に私の買い物が進んでいく。
派手な下着に派手な服。露出するために着るんじゃないかってくらい。
でも、これが仕事をするうえでは大事なものらしい。
とにかくいやらしいのが大事と笑いながらルイは言うけど、それが出来るかどうかが不安…