退院してからの私には、とにかくいろんなことが起きすぎて、心身ともに弱っていた。
定時制高校に入学出来たと思ったら、実の父親が死に、精神状態の悪化から、新たな人格も生まれ、その人格に自傷行為と援交を繰り返され、それを知った主人格の私が壊れていく。

そんな状態では、学校に通えるはずもなく、かといって、誰かに迷惑をかけるわけもいかなくて、体調が悪い時は、実家に帰った。
帰って、誰もいなければ何もないし、誰かいれば、言いあいになるか、無視。

といっても、言いあいになるのは、ほとんどが姉。
くだらないことで言い争うこともあれば、手を出して喧嘩になることもあった。

年は離れているけど、仲がいいわけでも悪いわけでもなく、お互いに無関心に近い感情を持っていたんだと思う。
だから、お互いに迷惑をかけられたら嫌だし、面倒事には巻き込まないでほしいといった関係だった。