相手に復讐することもいいけど、その前に、ミサをどうにかしなきゃいけないと思って、ミサにこれからどうするかを聞いた。
「もう終わりよ。死ぬしかない。もう殺してほしい…生きててもいいことなんてないわ」
それだけしか言わないミサを、とりあえず産婦人科に引きずって連れて行く。
保険証も身分証もないから、今まで貯めたお金を全部持って。
一度黙ると、ミサはそれからずっと口をきいてくれなかった。
私までも、恨んでいるんだろうか…
産婦人科について、事情を説明して処置をしてもらい、アフターピルをもらった、その足でミサを警察につれていこうとした。
「いや!!!!警察は絶対無理!やめて!いかんで!!」
じたばたと暴れるミサに、私もカッとなって手を挙げてしまった。
パチンッと乾いた音が響くと、憎悪をこめた瞳で、ミサは私を見る。
「あんたは、なんもわかってない。やけん、そんなことできるんよ。あんたのは優しさでもなんでもない、ただの偽善よ!!!!」
それだけ言って、私を突き飛ばして、タクシーにのって走り去ってしまった。
偽善…私は、ミサのことを思ってしたのに……。
「もう終わりよ。死ぬしかない。もう殺してほしい…生きててもいいことなんてないわ」
それだけしか言わないミサを、とりあえず産婦人科に引きずって連れて行く。
保険証も身分証もないから、今まで貯めたお金を全部持って。
一度黙ると、ミサはそれからずっと口をきいてくれなかった。
私までも、恨んでいるんだろうか…
産婦人科について、事情を説明して処置をしてもらい、アフターピルをもらった、その足でミサを警察につれていこうとした。
「いや!!!!警察は絶対無理!やめて!いかんで!!」
じたばたと暴れるミサに、私もカッとなって手を挙げてしまった。
パチンッと乾いた音が響くと、憎悪をこめた瞳で、ミサは私を見る。
「あんたは、なんもわかってない。やけん、そんなことできるんよ。あんたのは優しさでもなんでもない、ただの偽善よ!!!!」
それだけ言って、私を突き飛ばして、タクシーにのって走り去ってしまった。
偽善…私は、ミサのことを思ってしたのに……。