回復していくと同時に起きている時間も長くなって、暇な時間も増えていった。
家にいてもすることもなくて、また夜の街をふらふらと歩くようになった。
知らない人と、寝ることもあったし。
知らない奴に、喧嘩を売られることもあった。
薬の量と、飲む回数は増えて。
身体の傷も、増えていった。

せっかく回復していたのに、また少しずつ壊れ始める。

飲んで、叫んで、切り裂いて、泣いて。

また、白い壁の中での生活が私を迎える。