目が覚めた時は、見慣れた病院。
もう何度ここにお世話になっただろう。

凄くのどが渇いて、ベットから起き上がろうとすると、ものすごい痛みが身体を走った。
痛みで、一瞬呼吸もできなくて、ベットの上で芋虫みたいにまるまって。
えぐられるような痛みは私を襲い続けた。

この痛みから逃げたくて、どうにかしてほしくて、動かない身体を必死に動かして、ナースコールをならす。

自分でも、何をいってるのか分からないほど、叫んだ。
身体の痛みも、心の痛みも、限界。
解放される術が死しかなくても、今の私は喜んで受け入れるよ。