もう、夜も遅い。
きっと真夜中。そんなことを思いながら、男たちの間を通り過ぎようとした。
その中の誰かが、私の腕をつかんで、車の中へと引きずり込んだ。

「やめろ」と叫ぼうとしても、声が出ない。
意識もはっきりとしなくて、夢なのか現実なのかもわからなかった。

車の中に、引きずり込まれて、やっと状況が分かってきた。

これからマワされる―