いつもみたいに、ODして街をふらふら歩いてた。
ぐらぐらした感じさえ、不安定な時は、不思議と心地いい。
視界も、思考も、はっきりしない。

そんな私を見て、いいカモと思ったのか。
見るからに不良というか、アングラ系というか。
そんな男たちが私に声をかけてきた。
もちろん無言。
ぐらぐらとした状態では、誰が話しかけてきても関係なかった。