健さんと優のレンアイ。
不思議とうまく続いてた。
そんな中で、美沙で居る時、健さんと出会って、私も、健さんに惹かれた。
好きになってしまった。
はじめ、DIDのことを話すと、信じてもらえてないんじゃないかとも思ったけど、深くも聞かないでくれた。
話したいときには聞いてくれる。
それが楽で、心地よかった。

不安定になって自傷を繰り返しても、叫んで泣いても。
ありのままの私タチを、責めるわけでもなく、嫌うわけでもなく。
優しく抱きしめてくれる。
そんな、健さんが大好きだった。

優にとっては、彼氏そのもの。
美沙にとっては、父親のような彼氏。
そんな存在。

不思議なレンアイは、静かにゆっくりと続いていく。