ホテルにつくと、地元では見たことがないくらい変わったところで、入るのが不安になった。

部屋に入るまでずっと、男は、汗ばんだ手で私の身体のあちこちをさわりまくる。
今すぐ、蹴り倒したい―

「ほぉら、マリアちゃん着いたよ」
「うん」
「楽しみでしょ?僕も、もう我慢の限界だよぉ~」

なんていうか…全てが無理。
声も見た目も、その全てに鳥肌がたつ。