どうしていきなり?

見た目もなにもかもが、健さんより劣っているのに。
健さんに中毒的なものを抱いてたのは確かだけど、彼女になりたいとは思ってなかったし、なれるはずもないと思ってたから。


嬉しかった、でもそれ以上に不安だった…―


「優でいいんですか…?」
「うん」
「よろしくお願いします」

ペコッと頭を下げる。

「最初に言っとくよ?俺、浮気しない自信ないよ」
「身体だけなら、許します。我慢します。でも、心だけは、心だけは絶対に浮気しないでください」

そう心が優にあるなら、身体の繋がりなんて、どうでもいい。

出会い系サイトで、出会ったセフレから恋人へ。
なんだか不思議な“レンアイ”が始まった。