この病気をどうにかしないと、本当に生活できなくなる。
そんなときに出会ったのが谷上先生というひとりのカウンセラー。
私の人格すべてと話ができる唯一の人。
読み書きから、基本的なマナー、生活に必要な術を、私と優とみくの3人に教えてくれた。晴輝には、特別なトレーニングはなく、ただ話すだけといった感じだと聞かされた。私の中の彼は、ひどく強制されるのを嫌がり、トレーニングをしようとするほど不安定になるという。