【実話】キズナ〜未来へ〜

とりあえず、各学校の資料をもらって、お母さんと相談して決めることにした。正直私の学力は、普通に学校に行っていた子たちよりは低い。内心は、こんな私でも行ける学校があるのかビクビクしていた。

お昼より少し前に学校を早退して、朝渡された手紙を読もうと図書館へと向かった。
知り合いに見られる心配もなくて静かに読める場所がよかったから。

平日の図書館はすごく人が少ない。居たとしてもお年寄りや、子連れの親子くらい。小さな図書館。私の秘密の場所。

どうせ、お説教か何かの手紙なんだろうなと、ため息交じりに封をあけた。
そこに書かれていたのは美沙の事。
どうしてそこまで美沙を否定するのかが私には理解できなかったし、美沙を否定し嫌う文章を読んでいくにつれて私のなかに湧き上がるのは、お母さんに対しての怒りでしかなかった。
だけど、それ以上に私はお母さんが怖くなった。
それは、何でお母さんがここまで知っているのかということまで書いてあったから。
私は、美沙の悪い部分は、何一つ話していないし、先生たちも知らないようなことまで、お母さんは知っていた。
どこで?どうやって?
なんでもお見通しとか、そんな簡単な話じゃない。
もしかして、私を監視しているなにかがあるの?
わからない。分からないけど怖い。
きっともう、お母さんに嘘をつくことは出来ない。
この手紙を読んで、そう確信した…。