「たまには、友達と遊びたいなって思って。ほら、藤村覚えてない?幼馴染の。もう何年も会ってないから、亜美のこと忘れてるかもしれないけど、唯一の友達だから会いたいなって思って」
「藤村君?覚えてるわよ~でも、いまさら行っても忘れているかもしれないし、お母さんは、あんまりあの場所には近づいてほしくないのよね…」
お母さんが、あの場所と呼んだ土地は、お姉ちゃんの父親である人が住んでいるから。私たち姉妹の父親は、誰が本当の父親なのかよくわかんない。お母さんたちも詳しく教えてくれないけど、お母さんは、私のお父さんだという人と別れてバツ2になった。もしかしたら、お姉ちゃんの父親は、私のお父さんと違うかもしれないし、花梨の父親も私のお父さんかは、わからない。
そんなことを思わせるのは、姉妹であるはずの私たちの誰一人として、お母さんにも姉妹の誰にも似たところがないからだ。
「藤村君?覚えてるわよ~でも、いまさら行っても忘れているかもしれないし、お母さんは、あんまりあの場所には近づいてほしくないのよね…」
お母さんが、あの場所と呼んだ土地は、お姉ちゃんの父親である人が住んでいるから。私たち姉妹の父親は、誰が本当の父親なのかよくわかんない。お母さんたちも詳しく教えてくれないけど、お母さんは、私のお父さんだという人と別れてバツ2になった。もしかしたら、お姉ちゃんの父親は、私のお父さんと違うかもしれないし、花梨の父親も私のお父さんかは、わからない。
そんなことを思わせるのは、姉妹であるはずの私たちの誰一人として、お母さんにも姉妹の誰にも似たところがないからだ。


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