背後でドアが開く音がした。
この教室のカウンセラー兼世話役の先生。
「亜美ちゃんじゃない!もう大丈夫なの?」
「あは、先生久しぶり。元気だった?」
「元気よ~。亜美ちゃんが、こんなに早く学校に来てくれるなんて思ってなかったから先生嬉しいわ」
「ありがと、喜んでくれて皆、もうちょいしてから来るよね?」
「そうね、9時くらいにはくるんじゃないかしら」
「もう登校時間終わるよね?美沙は最近来てる?」
困ったといった表情を見せながら先生は、ほほ笑んで美沙の事を話した。
「最近…。いえ、もう結構前から美沙ちゃんは、学校に来ていないの」
「え?なんで?なんかあったの?」
「よくわからないのよね、おうちに電話しても出られないし、ご家族の方に連絡もしたんだけど、どこに居るか分からないって言われてしまって私たちも、どうしようもないのよ」
「いつから?いつから来てないの?」
「2年生の冬から…」
「生きてるの?ていうか、捜索願いみたいなやつとかで探せないの?」
「ご家族の方が、大丈夫っていうものだから…」
もう一年近く、美沙は学校に来てなかった。
美沙…あんた、いまどこにいるの?
この教室のカウンセラー兼世話役の先生。
「亜美ちゃんじゃない!もう大丈夫なの?」
「あは、先生久しぶり。元気だった?」
「元気よ~。亜美ちゃんが、こんなに早く学校に来てくれるなんて思ってなかったから先生嬉しいわ」
「ありがと、喜んでくれて皆、もうちょいしてから来るよね?」
「そうね、9時くらいにはくるんじゃないかしら」
「もう登校時間終わるよね?美沙は最近来てる?」
困ったといった表情を見せながら先生は、ほほ笑んで美沙の事を話した。
「最近…。いえ、もう結構前から美沙ちゃんは、学校に来ていないの」
「え?なんで?なんかあったの?」
「よくわからないのよね、おうちに電話しても出られないし、ご家族の方に連絡もしたんだけど、どこに居るか分からないって言われてしまって私たちも、どうしようもないのよ」
「いつから?いつから来てないの?」
「2年生の冬から…」
「生きてるの?ていうか、捜索願いみたいなやつとかで探せないの?」
「ご家族の方が、大丈夫っていうものだから…」
もう一年近く、美沙は学校に来てなかった。
美沙…あんた、いまどこにいるの?


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