転校や、引っ越しは慣れているから、きっと今回も家の近くの学校に転校するんだと思っていたら、美沙と出会った中学校に行くように、お母さんが手続きしてくれた。
卒業式まで、あと少しだからという理由で、少しでも、学校生活を送った学校へ通わせたいという、お母さんの気づかいのおかげ。
その話を、聞いて私は、昔の優しいお母さんのままだと心から喜んだ。

美沙は、どうしているのかな?
学校には来てるのかな?
会えるかな、会いたいな。
話たいことも、伝えたいことも、たくさんある。