その日は、結局それ以上話を聞いていられなくて、苦しくて辛くて逃げるように診療代を払って帰った。

どうして。
どうして。
どうして。
頭の中のゴチャゴチャは私自身に問いかける。
どうしてだって?
そんなの私が知りたい。

私の中のワタシたちが存在する。
この事実から、きっと私は逃げられない。
まだまだ理解できないコレと私は共存していかないといけない。
それも、ひとつのワタシなのだから…―