「混乱してない?大丈夫?」
「はい。少しはごちゃごちゃしてるけど…」

白石先生は、カルテをペラペラとめくって一枚のメモを取り出し私に渡した。

「これは…?」
「ごめんね汚い字で、それは3人の簡単なプロフィールなんだけど。読めるかな?」

そこに書かれていたのは――