【実話】キズナ〜未来へ〜

やっと番号を呼ばれたのは予約していた時間を30分も過ぎた時だった。

イライラが今にも爆発してしまいそう。

中に入れば、小太りのひげを生やした中年の男の先生がいた。

「久しぶりだね~調子はどう?」

「あ…その。はじめましてっていうか、なんていうか…」

「あら?誰かな?お名前聞いてもいい?」

「小山美沙です」

「おぉ~はじめまして。白石守といいます」

「はじめまして…」

「今日は、どうしたの?」

「どうしたっていうか、ちょっとよくわからないことだらけで、薬の処方箋見つけたら、ここの名前があったから」

「なるほど~。いくつか質問してもいいかな?簡単なことなんだけど、もちろん答えたくなかったら言わなくていいから」

「はい」


何を聞かれるのかな。
私以外のことを聞かれてもなにも知らないにちかいのにな。