「11月末くらいかな、店閉めてコンビニで飯買って帰ろうとして外に出たらさ、優がふらふらしてたんだよ。いまにも倒れそうな感じで。ぱっと見さ、変な薬やってんのかなとか思って、関わりたくねーなって思いながら、通りすぎたんだわ。そしたら、いきなり目の前で倒れんの。ほったらかしにできねぇじゃん?良心っていうか正義感ってかよくわかんねぇんだけど。んで、声掛けたら謝りながらさ、お金あげるから一晩泊めてくれって言うのな。財布開けてさ中見たら数十万はあったの。ヤベェヤベェとか思ったけど、目の前で倒れてるからさ、断れなくて二階の家に連れてったわけよ。なんとか玄関まで、連れて行ってさ。そしたら、またそこで倒れたのな。本気で死ぬんじゃねぇかって、かなりビクビクしたわ。」
数十万……。風俗のお金か。
数十万……。風俗のお金か。


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