電車に乗ろうとしたとき、大事なことに気付いた。
財布と携帯がない―
この場所から、どこかにいくなら、お金が無いと無理だし、携帯が無いと助けを呼ことも出来ない。
きっと、あの場所に置いてきたんだ…。戻れば確実に何か言われるだろうな…。でも、このままじゃなにもできないままだし…。
どうしようもない状況に涙しか出てこなくて、ぐしゃぐしゃな顔を更にぐしゃぐしゃにしながら、またトランクルームへと戻った。
財布と携帯がない―
この場所から、どこかにいくなら、お金が無いと無理だし、携帯が無いと助けを呼ことも出来ない。
きっと、あの場所に置いてきたんだ…。戻れば確実に何か言われるだろうな…。でも、このままじゃなにもできないままだし…。
どうしようもない状況に涙しか出てこなくて、ぐしゃぐしゃな顔を更にぐしゃぐしゃにしながら、またトランクルームへと戻った。


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