自分の部屋に戻って
ベッドの中で声を殺して泣いた

今まで父から受けたこと
今まで私がしてきたこと

お母さんに助けてほしかった
妹と一緒に連れていってほしかった

たくさん恨んだし
たくさん憎んだし

なにかあれば、居なくなったお母さんのせいにする自分が嫌いだった

お母さんが、どこで、なにをしているのか、分からなかった3年間
思い出したくないこともあったし
家族で仲が良かった頃の数少ない思い出を思い出しながら頑張ったときもあった

迎えに来てくれたのは
すごく嬉しい
だけど、それよりも
また私を捨てて
どこかに行ってしまうほうが怖かった

だから、素直に喜べない…