「目が潤んできてるね。いい感じ」

カシャカシャと何十枚もの写真を撮られながら、優の頭の中はまったく関係のないことを考えていました。グラビアの人はよく耐えれるとか…なんでカメラマンの人は一言も話さないんだろうとか…



カシャカシャという音がやむとカメラマンの男性は、何も言わず部屋から出ていき優と木村さんの二人きり。

「今から講習に入りますね」
「はい…」