だけど、ある日…。




休み時間にいつものように
美桜と話をしていると、
「ゆうりぃ~っ!」と
隣のクラスの茜に呼ばれた。

ん?何だろう?

「何~っ?」

「悠佑!高橋悠佑、優莉の事
好きなんだって。」

え?今なんて?…

「な、わけ…」

あたし達は友達。

「本当だよ!うちら聞いたし。」

「どうせ噂かなんか…「本当だって!」
噂なんかだろうといおうとしたあたしの言葉を
遮り茜が言った。

それからあたしは、悠佑の事で
頭がいっぱいだった。


茜から詳しく聞いた内容は
このようなものだった。

茜達が恋についての話をしていると、
悠佑達のグループの男子が話しに
入ってき、好きな人暴露をすること
になったらしい、そこで悠佑は
あたしの名前を言った。


悠佑の気持ち…。
本当はあたしだって。

あたしだって、悠佑の事
好きだった。

1年の出逢った頃からずっと。

だけど、「好き」という言葉を
口にするとこの関係が壊れそうで
言えなかった。