―初恋―



初めての恋。



あなたがあたしにとって

初めての恋の相手だったんだ。



同じ学校だったけど、

入学したばかりであなたの事は

まだ知らなかった。



あのとき、あたしはあなたに

出逢わなければよかったんだ。

イタ電なんかして遊ばなければよかった。



なのにね、仲良くなって最初は友達だと

思ってた。

なのにいつからかな？

あなたのこと好きになってた。



好き好き好き…

何回も心の中で叫んでも

もお届かない。



諦めようと思っても、

もお無理だった。



もお無理なんだ。

「大好きだよ」…

伝えようと思った。



だけどね、あなたには

世界に1人たった1人、

大切で愛おしい人がいるんだよね？



あたしはすぐにわかった。

なんでかわかる？

それはね、いつもあなたの事

見てたから…



そんな大切な人がいるのに

何で？

あたしなんかに優しくするの？

微笑みかけてくれるの？



諦められないぢゃん…





「バイバイ」。

あなたが笑顔で言ったあたしへの

言葉…

この言葉には大切な意味

があったんだね。

あたしはバカだからきずかなかった。



だけど、もう遅いんだ。



あなたには今あたしより大切な人がいる。



「おめでと」

今なら言えるよ。



そして、あたしを一回でも好きになって

くれて「ありがとう」…。



―Love from disappointed love starts. ―