「兄ーちゃーん!!」

「うるさっ!なに!?」

「う・・・うか・・」

「なに言ってんの?え?てか、なんで泣いてんの?」

「受かったのー!!!」

「は?・・・えぇえ!?」

「私が!8人目のメンバー!!」

「「・・・」」


「「やべー!!」」



とりあえず、
一番近くにいたお兄ちゃんに言った。

自分のことのように喜んでくれて、

自分のことのようにテンパってた。


「か、母さんに電話!それから、近所の人に自慢!」

「自慢はまだしなくていいから!とりあえず、落ち着いて」

「あ、あぁ」



吸ってー吐いてー深呼吸。



「じゃあ、改めて。合格おめでとう」

「ありがとうっ」

「今日は、ご馳走だなっ」





お兄ちゃんの作った、たくさんのご馳走を吐くほど食べて、この喜びを噛み締めた。


(夢じゃないことを確認するために)