別れると決めたことを、もぅ後悔していた。
数時間、いや、数分前に発した言葉・・・心の中では“嫌だ”と言い続けていた。


『ゆみ・・』


棚に飾られた写真に目をやって、おもわず呟いていた。
彼女と過ごした3年はあっという間だった・・・。

逢いたい・・・。

別れたんだよ・・・。

別れたくなかった・・・。
苦しめたのは誰?

俺だよ・・・。

また苦しめるの?

違う・・・違う!!


自問自答をしながら、また涙が溢れ出した・・・。

『俺・・・情けないなぁ・・・・。・・・ゆみ・・・愛してるんだよ・・・。』


嗚咽を堪えながら、ソファーに座って、頭を抱えた。




愛してる・・・。