「美羽朝よ!起きなさい!ってもう起きてたの!めずらしいこともあるわね。」
母はそう言ってキッチンに入って行った。。。

私は昨日の精二のことが気になってしょうがなかった。。。
だからいっこも寝れずにいた。。。

なのに今日早く起きたのは、一本の電話のせいだった。
電話をかけてきたのは由梨絵。。。

私は眠くて

「もひもひ?」

と電話にでた。。。

そしたら、

「今日は学校に来てよね!どうせ起きないと思ったから電話してあげたのよ!感謝しなさい!」

と言われ、電話を切られてしまった。。。

これが今日の早起きの原因だ。。。

私は早く家を出て、あの公園に言ってみた。

そこには昨日もいた精二がいた。

「お前今日も学校行かないのか?」

と聞かれた。

「行くよ。精二は行くの?」

「うん行く。一緒に行こうぜ!」

「へ?」

私は彼に腕をつかまれて、走りながら学校へ向かった。
私はすぐにばててしまって、結局ゆっくり歩いて行った。

私はそのあと一緒の教室だとわかった。

30分後、由梨絵は学校に来た。

「美羽おはよぉ~!ってか学校来るの速くない!?めずらし~」
と言われた。

私は学校に来てから知ったのが、
由梨絵は1日で女の子からも男の子からも人気だった。

それは当たり前のようだった。
だって由梨絵は一緒に遊びに行く時、
いつもナンパされたり、スカウトされる。

由梨絵は凄く美人でスタイルもいい。
「ボン、キュッ、ボン」が一番簡単に表せる言葉だ。

由梨絵は私と話終ったあと、精二に近づき、

「おはよっ!」

と声をかけた。

由梨絵は私に、

「あの精二って男の子いるでしょ?あの人学校で人気ナンバー1だよ!私昨日、学校終わった後に彼にぶつかって、彼は大丈夫ですか?って言って私を保健室まで連れてきてくれたんだよ!」

私は眠すぎてボ~と聞いていた。

「でね、」

急に小さい声で話しだす。。。

「私、精二が好きなんだ!応援してね」

それだけ言って由梨絵は教室を出た。
その時私は素直に応援してあげるつもりだった。。。