「だから…。高宮はオマエがくれるモノなら、何だって喜んでくれるよ。」
カエルでも
トカゲでも
オマエが一生懸命、探して、見つけたモノなら、高宮は喜んでくれるよ。
俺は職員の人に、はしごを降りてくるように指示をして。
代わりに自分が仁の近くへと一段一段、はしごを登っていく。
「だから…、降りておいで?
オマエがケガでもしたら、高宮が泣いちゃうだろ??」
はしごの一番上まで登りきって。
仁にニッコリ微笑むと。
仁は涙でグジャグジャになりながら、俺の胸の中に飛び込んできた。
「おかえり、仁。」
アイツの小さな頭を撫でながら耳元で囁くと。
仁は
「ごめ゛んなさ゛い゛~~!!!!!!!!!」
と、泣き叫んだ。



