「仁、お前が母さんのコトを想うなら今すぐ降りて来い。」 「……。」 「お前がケガでもしたらどうする。きっと高宮は悲しむぞ?」 高宮のコトが大好きな仁。 アイツの名前を出せばおとなしく降りてくるだろうと思っていたのに。 「ヤダッ!!!!!!!」 仁はクリスマスツリーの幹にギュッとしがみついて降りて来ようとしない。 あンの、クソガキーっ!!!!! こうなったら無理やり引きずり下ろしてやる!!!!!