部屋の中はクリスマスらしく明かりを消して。 白熱灯とロウソクだけの照明。 「悔しいけど、桐谷慎はなんでもカンペキだね。」 と言いながらパスタを頬張る高宮に思わず笑う。 「なにそれ。」 プッと笑うと、高宮はプゥっと頬を膨らませてこう言った。 「だって…、こんなにロマンチックなクリスマス初めてなんだもん。」 「はっ??」