恋愛部~迷える子羊に救いの手を~

「横内さんっ!」

「えっ?」

体育館裏につくと、そこには見知らぬ男子。

多分先輩かな・・・。
なんか怖い。


「誰ですか?てか、なんであたしの名前・・・嫌っ!」

いきなり知らない人に抱き締められた。


「離してっ!」

力強く精一杯押してもびくともしない。

嫌だ、嫌だっ・・・。


「・・・めっちゃ可愛い。俺、前から横内さんのこと気になっててさ、ある女子に襲ってほしいって頼まれたんだよね・・・。」

「は?やめてよ!あんたなんか知らない!」


男子の手が私のTシャツに入ってきた。

お腹からだんだん上に移動しようとしてる。


「はあっ・・・やばい、興奮する。」

「本当にっ・・・やめて・・・っ。」

視界がだんだんぼやけてきた。

もう恐怖しか感じない。

助けて・・・・・・蓮っ・・・。