「俺らの女友達の中で一番ほわーっとしてるのに企画立てたり、企画を進めていくのが祐架で、主に最近だと飲み会が多いかな」

…飲み会俺呼ばれてないんだけど

と言おうとしたがその後に続いた内容で納得いく答えが出てきた

「メンバーは俺、俺の親友2人、祐架、祐架の周りにいる友達3人の計7人
 まあ大体県外組みが帰省してきたりするタイミングでだけどな」

なるほど…成人式の前に飲んでたのかこいつら

…俺もサシで飲みいきてーよ

啓太は俺の顔色を見てニヤついていた。そして俺に

「祐架基本バイトしてるみたいなこと言ってたから飲み誘ってやったら喜ぶんでねーの?」

そういって作業に戻っていった

俺は、PCを閉じスマホを取り出し、一旦研究所から出て中庭に向かった





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研究所が見えるが、向こうからはあまり見えない中庭の一角のベンチに座って
俺は祐架に電話した

『もしもし?誠君どうしたの?』

「いや、たいした用事じゃないんだけど…
 祐架、今日夜予定ある?」

『今日?今日は特にないよ?課題も日中に終わるし』

「じゃあさ…祐架さん今日一緒にご飯に行きませんか?」

『いいよ?』

「ほんと?じゃあ呑み行こうよ啓太達とは行ったんだろ?」

『啓太に聞いたんだね?啓太のおしゃべり…でも、うれしい』

「じゃあ、学校出るときに連絡するね」

『うん…まってるね』

…電話を切るとガッツポーズをして、研究所に戻った