春蘭学園の恋愛事情


すると、
華奢な腕が俺の
背中に回った。

「先輩?
私、先輩から離れて
行ったりしませんよ?」

俺の不安を全て
わかったんだな。

「簡単に離れるほど、
軽い気持ちじゃないんです。」

そう言って少し体を
離して俺の顔を見上げる。

ほんの数センチの距離。
近すぎるほどの
距離にお互い少し
照れながらも真剣に
目を合わせる。