すると、 華奢な腕が俺の 背中に回った。 「先輩? 私、先輩から離れて 行ったりしませんよ?」 俺の不安を全て わかったんだな。 「簡単に離れるほど、 軽い気持ちじゃないんです。」 そう言って少し体を 離して俺の顔を見上げる。 ほんの数センチの距離。 近すぎるほどの 距離にお互い少し 照れながらも真剣に 目を合わせる。