君に聴かせたい


「それじゃ、がんばってね」




そのまま駐車場を出て行こうとする。




「ちょっと待て」




俺はおもむろに首にしていたチョーカーを外した。




自分でピックにハンダで穴をあけ、安物の革ひもを通したものだった。





「これやるよ。俺からの餞別」