「おまえら、よく宛てもなくクビにしたな」 あきれるように言うとすぐに由里が反論した。 「あたしは涼太しか考えてないよ。 もともと涼太にベースやってもらいたかった。 たまたまこんなことが先に起きちゃったから穴埋めみたいに思うかもしれないけど、ずっと前から涼太のベースで歌いたかった」 いつになく由里は饒舌だった。