君に聴かせたい

麻梨の部屋は日当たりのよさそうなきれいな部屋だった。





あれほど振っていた雨は止み、厚い雲の切れ間から西日が差し込んでいる。





「なにか思い出になるようなものがあったら是非持って行って」





部屋には俺と由里だけになった。