◇大好きで切なくて◇

「なんで?」
意地悪したくなった。
「いや別に」

「いないよ」

「難破されんなよ?俺助けてやれないけど」

「うん。そろそろ行くね心優里ちゃんと続くようにね」

返事を聞かずに走っていった。



そうやっていつも
逃げる。
弱いとこなんだよね
それが。

高中海夏
たかなかうみか
高中海夏
たかなかうみか

そんな弱い人が
いるんだよ。怖いよね。
建と刻んだ石のキーホルダーをまだはずせない

Tatsuru
Umika

馬鹿みたい
自分から振ったくせに

シンデレラ気取って生きてる私に好い人なんてこないよね

そんな私に運命の人が
現れたのは
高校一年の春の事だった

あの日の言葉が言霊になってやってきた