ごめんね、先生。



先生の、家。


理解したとき、顔が熱くなるのを感じた。


「ちょ、そんなに赤くなんなって。俺も照れる!!」


顔をぱたぱたしながらあたしを優しく見つめる。


「鹿島、一人暮らしなんだろ?頼れる人いんの??」


「…いない。」


「学校には内緒の方向で。」


「…いいんですか??」


だってさ、大好きな人の家に泊まれるんだよ。こんな幸せなことってないでしょ??
だから夢じゃないか、とか思う。

「あっ変なことはしねーよ?!」