昔から、僕は絵を描くのが好きだった。
上手いね、なんていわれていい気になってたのが高校時代。
勢いに乗って投稿しちゃったのが受験から逃げたがってた高3の冬。
そこでぽっきりへし折られるはずだった天狗っ鼻が、
どうをどうしてか入賞しちゃったのが大学入学直後。

担当ですってタチバナさんが挨拶に来て、
言われるままにイラスト描いて、
気がつけば連載なんて貰って、

いつの間にか、僕は大学生でイラストレーターだった。

期待の新人。


なんて、おこがましい肩書き付きで。