「却ってきたら、連絡しようか?ケータイ番号教えて貰えれば…」 「え!?」 つぶやきと呼ぶには大き過ぎる声に、 彼女がびっくりした表情で僕を見る。 「どしたの?」 本を両手で抱いて、 首を傾げる仕草。 はいもうそれも反則です…。