心霊恋愛

しばらくボーッと外を眺めてた。


「朱里ったら、緊張してるの〜?」


急におとなしくなったあたしにお母さんが尋ねてきた。



「警察なんか初めてだもん。なんか悪いことした気分〜」



「ふふっ心配しなくても大丈夫よ」



本当は緊張してる訳じゃなかった。


ある疑問が頭をかすめる。